灰皿(はいざら)とは、主にタバコを喫煙する際に出た灰を入れるためのものである。
灰皿は、主に煙草の灰を入れる容器として使用されるほか、煙草の火を押し付けて消すなどの用途にも用いられるため、耐熱性が必須である。煙草の吸殻のほか、マッチが利用されていた時代には、これの燃えさしを捨てるためのものでもあった。ライターが極めて安価になり、マッチが着火用として廃れてからは、主に紙巻煙草の吸殻を入れるための物となっている。菓子の包み紙等を入れるなど、簡易ごみ箱のように利用する人もいる。
灰皿には、卓上のものから設置式の家具様の物まで様々な形状があり、また近年ではゴミの投げ捨てが嫌われることから、巾着袋・印籠状の携帯用灰皿も多く出回っている。卓上式のものや携帯用のものでは簡単なものは極めて安価であることから、ノベルティや粗品として企業や商品の宣伝にプレゼントなどで配布されるものも多く見られ、またそのような物を永く愛用する人も見られる。
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卓上に置くものでは、個人の趣味性もあって様々な製品が見られる。意匠を凝らしたものや芸術的なもの、ライターや時計を組み込んだものなどがあり、これらは消費者の好みを満たすため、数多くのメーカーから多様な製品が発売されている。
素材としては、陶器、ガラスや金属(主にプレス加工による板金)製のものが主流であるが、メノウやクリスタルガラスなどといった高級で重量感のある素材を使ったものや、素焼きの素朴なもの、石(鉱物)製や鋳物の安定感のあるものなど、多様性が見られる。耐熱樹脂を除くプラスチックや木などは、耐熱性に難があるため灰皿の材質としては適していない。なお耐熱樹脂の灰皿は製造面で加工が容易であることから多く出回っている。